「私の好みではありません」

映画嫌いの私であるが、三度も足を運んだ映画がある。
最初は前売り券を買っていたから。
2回目以降は気分転換の為に。
世間の評価などどうでも良い。
あの時の私には必要な映画だったのだ。
けれど、観る人が変われば印象も変わる。
直接聞いてはいないものの、その映画を酷評する人も当然存在する。
その人にとつては観る価値もない、くだらない映画だったのだろう。
私にも「コレは酷い」と思った映画はあるし、一緒に観た友達にそのまま伝えたこともある。
だから、そのこと自体は責められない。
とはいえ、自分にとっての良作を頭ごなしに否定されると流石に凹むのも事実である。
そういう仕事をする人もいるから、それはそれで流すしかないけど、一個人としては否定的な言葉は極力避けるべきだと今頃になって気付いている。
嘘はつけないから、言葉は濁すしかない。
言葉の裏が読めない輩もいる。
それでも、自分が嫌いなものは「私の好みではない」と伝えるしかない。
狡いやり方かもしれないが、ストレートに否定するのは違うと思うし、そうすべきではない。
感じ方は人それぞれである以上、理解は出来なくとも否定をするのは止めよう。
そんなことを考えていた、今日の私である。