スマホカバーの色から何かを読み取れるか

黒の携帯電話を所持する人は秘密主義が多い、と聞いたことがある。

あくまで個人的な意見…と前置きした上で、「携帯電話を見せてください」と声をかけた時に激しく抵抗するのは決まって黒を使っている人だという。

携帯電話を見ると言っても、せいぜい待受け画面を確認するだけ。

ただそれだけのことだが、頑なに拒絶されるというのだ。

その話を聞いた時、実は私もそうですが?と心の中で呟く自分がいる。

当時の私はシーグリーンの携帯電話を所持していて、待受け画面は某アイドルの写真だったと記憶している。

アドレス帳はスカスカで、誰かに見られて困るデータは皆無に近い。

それでも、他人に見られることは苦痛である。

恐らく件の人たち(黒の携帯電話を所持していた人たち)も同様だろう。

とはいえ、頑なに拒むことはあらぬ疑いを招くことにもなるし、それ以前に場の空気が悪くなる。

そこで私は、予め待受け画面を変更することにしている。

当たり障りのない、デフォルトの画面だ。

そうすることで他人に見られることが苦痛ではなくなるし、痛くもない腹を探られることもない。

そこが黒の人との違いだろう。

さて、時代は変わり、殆どの人がスマートフォンを持ち歩くようになった。

以前ほどカラフルな本体を見かけることもなく、その分専用カバーを装着することで自己主張をする人が増えた。

私の場合、本体カラーはローズゴールド、専用カバーはスイカのような赤だ。

ここから何を読み取るかは相手次第であるが、ロック画面さえも見られたくない点は今も変わりはない。

当然パスコードロックをしているのだが、最近になって多くのアプリでパスコードロックをすることが可能なことに気付く。

他人からすればどうでもいい内容だが、それでも嫌なものは嫌。

多少面倒でも積極的にロックをかけるのが身の為と悟った。

それでも私の携帯は黒ではないし、表向きは「はい、どうぞ」とスマホを差し出すことは出来る。

カバーの色だけを見て、「この人は開放的だ」などと判断するのは案外危険なのだ。



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